Gmailにメールを送信した際に「550 5.7.26 This mail is unauthenticated」になってしまう場合の対処法

Gmail宛にメールを送信または転送した際に、以下のようなエラーメール(メッセージ)で拒否されるケースが増えてきているようです。(去年から現象自体は見受けられましたが、徐々に頻度が増えてきている印象です)

550 5.7.26 This mail is unauthenticated, which poses a security risk to the sender and Gmail users, and has been blocked. The sender must authenticate with at least one of SPF or DKIM. For this message, DKIM checks did not pass and SPF check for [example.com] did not pass with ip: [93.184.216.34]. The sender should visit https://support.google.com/mail/answer/81126#authentication for instructions on setting up authentication. ************************************************** - gsmtp
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原因

文中のURL先でも案内されていますが、迷惑メール対策の影響で一定の条件下で拒否されるようです。

  • SPFまたはDKIMが設定されていないと5.7.26エラーで拒否されるか、迷惑メールに分類される
  • 既存の送信者に対しては適用されない
  • 個人用Gmailアドレス宛に適用される
  • 【明記されていないけど】SPFの値に相違がある場合

対処法

自身が送信者の場合

多くの場合、SPFまたはDKIMが設定されていないことが原因だと思われます。
そのため、SPFまたはDKIMを設定すれば解決します。

設定しているのに、駄目な場合には設定値が間違っている、もしくは設定方法が間違っていることが考えられます。

転送メールの場合

転送メールの場合は少し厄介です。
というのも、SPFのチェックが行われた際には、実際の送信者のSPFの値がチェックされるのですが、転送しているメールサーバーのIPアドレスが比較される値となるため、SPFに相違がある状態になってしまいます。

相違がある場合、SPFのall機構の限定子で判断するはずですが、今回のチェックに引っかかると限定子の値に関わらず拒否されてしまいます。

大手レンタルサーバーやメールサービスなどでは、転送メールのSPF問題に対策済になっている場合が多いですが、未対策の場合、利用者側では対処法がありません。

また、自社構築のメールサーバーとかの場合には、カスタマイズが必要になります。

まとめ

outlook系(hotmail等)やicloudに比べれば、迷惑メールに対して寛大(受取拒否ではなく迷惑メールフォルダへの振分)だったGmailですが、昨今の状況から厳しくなってきている模様です。

導入が簡単なSPFを含めて、取れる限りの対策は実施していきたいものです。

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